2021/9/25 ABC インタビュー感想

・ABCのインタビュー、これまた印象に残るいいものだった
・彼らへインタビューするのは楽しいだろうな。こんな問題のことまで返事を期待して質問できるアイドル、アーティスト、そういないよ
・ナムが2015~2016年の頃のバンタンの女性蔑視問題に自ら触れてくれるなんて
・今でもめちゃくちゃ鮮明に覚えてる。バンタンを好きになり始めた頃、ホルモン戦争とかBILのMVを見てエッ(引)ってなってとりあえず歌詞を見てから判断しようと思って検索したら、歌詞にたどり着くより先にちょうどこれらの曲の前後くらいでバンタンの歌詞や表現について女性蔑視で批判されていたという記事を見つけたから、私は今でもホルモン戦争の歌詞内容を読んでない(批判内容は読んだので大体想像はつくが)(あとMV見てもわかる)
・そのあと21世紀少女という曲を知り、待ってこれは割とフェミニズムじゃないか?!と大興奮してインターネットの海を彷徨ったら同じことを言っている先輩アミがちらほらいた。本当に感動した。しばらくPCの前で動けなかったくらい。
・「君は君で価値がある 君はそのままで完璧なんだ」「誰が何と言おうと関係ない やりたいことをやりな」「卑下するな、無理に同調するな」「君は愛されて当然なんだ」
・ホルモン戦争は2014年、21世紀少女は2016年。たった2年!それまで彼らが当然だと思っていた(当時の)イケてる感覚、表現が、誰かの尊厳を傷付けていたことを自覚して、省みて、自分の中のミソジニージェンダー固定観念と戦い、たった2年でここまで落とし込んでいた多感でプライドも高かったであろう少年から青年への過渡期に、ここまで素直に学んで、まともな会社ときっと素敵な大人達に支えられながら、自力で次に進めるなんて!しかも2016年の韓国なんて、今よりもっと理解が少ない。当然、当時ちゃんと”批判”をしてくれた先輩アミ達にも頭が上がらない。
・これ以降彼らは女性学の専門家をつけて歌詞をチェックしてもらうようになった、と読んだのは何だったかな?こんな同年代のアーティストがいるんだと感激して、すぐ人に話したのを覚えてる笑

・せっかくなのでホルモン戦争などが批判された後のハイブ(ビックヒット)の謝罪声明を引用すると、「防弾少年団は大衆文化トレンドを作り出していくアイドルグループの一員として、メンバーの発言や行動などが他の人々と社会に大きな影響を与える可能性があることを認知している」「不快な思いを感じられたすべての方々とファンの皆さんにとても申し訳ないと考え、このような指摘事項と問題点を今後の創作活動に持続的に参考にする」と言っている。今後の活動に生かすと宣言している。さすがだ~

・私はMy Universeにも21世紀少女と同じエネルギーを感じている。もちろん、21世紀少女よりもずっと解像度が上がっているけれど(それもすげえよな。成長してるってこと)
・しかも、今回のインタビューでは21世紀少女すら超えている。21世紀少女には男性として女性問題に対して他人事なところがあったけど、男性だから女性問題は他人の問題、ではなく、問題の当事者としてしっかり学んでいくと2021年の今、はっきり言った。女性差別問題は社会問題ということを理解していないとこんなこと言えない。
・今、韓国ではフェミニズムの強いバックラッシュが起こっているそう。どこかの国ではジョンの写真が「同性愛を強める」(←???)と言われて撤去されたり、そもそも彼らの出ているものが放送禁止になったりしている。この国でも彼らへの風当たりは非常に強くて、彼ら関連の報道記事にはゴミのようにゴミみたいなコメントがつく。そんな中でもこういうことを堂々と冷静に語ることができる彼らを尊敬している。できる限りの応援をし続けたい
・ナム、気候変動について「これは変化ではなく危機」と言っていたけど、感覚がもう日本のそれとは比較にならなくて唸ってしまった

・私の「だから私はバンタンが好き」が詰まったインタビューだった
文在寅大統領が親の顔してて笑った

・そういえば、最近のタリョラの曲当てみたいなコーナーでジョンか誰かがホルモン戦争のこと「いや、でもここで出るわけないし」みたいなことを一瞬言ってたシーンがあって、まさかと思ったんだけど、本当に彼らの中でもそういう位置付けなんだな